東京都江戸川区でQセルズ太陽光発電4.35kW・ニチコン蓄電池19.9kWh・V2Hを組み合わせた施工実績

東京都江戸川区でQセルズ太陽光発電4.35kW・ニチコン蓄電池19.9kWh・V2Hを組み合わせた施工実績

東京都江戸川区でQセルズ太陽光発電4.35kW・ニチコン蓄電池19.9kWh・V2Hを組み合わせた施工実績

昼間に発電した電気を夜にも使い、電気自動車(EV)との連携まで考えたい。そんな場合、太陽光パネル・蓄電池・V2Hを別々に選ぶだけでは、電気の流れや設置場所に無理が出ることがあります。2026年7月、東京都江戸川区では、三つの設備を一体として考えた構成を採用しました。

太陽光はQセルズの290Wパネル15枚で4.35kW。ニチコンのトライブリッド蓄電システムは19.9kWhで、V2Hスタンドとポッドを組み合わせています。V2Hとは、EVと住宅の間で充電・放電するための設備です。発電量や停電時に使える時間は、日射、蓄電池の残量、接続する車種と家庭の消費電力によって変わります。

江戸川区で採用した設備の全体像

「何をどれだけ設置したのか」を先に把握すると、自宅との違いを考えやすくなります。今回の主要設備を、容量と役割に絞って整理しました。

表1:設備構成の概要

項目内容
工事時期・地域2026年7月・東京都江戸川区
太陽光発電Qセルズ Re.RISE-NBC MS290、15枚・4.35kW
蓄電システムニチコン ESS-T5Z1、19.9kWh
パワーコンディショナニチコン ES-T5、定格出力5.9kW
V2H機器ニチコン ES-PL1(V2Hスタンド・ポッド)
停電時の切り替えニチコン ES-B9E-BOX-AB40

この数字は設備の公称容量であり、年間発電量や停電時の稼働時間を示すものではありません。自宅で同じ構成を検討するなら、屋根の日射条件と時間帯別の電気使用量を照らし合わせて判断します。停電時へ回しやすい構成に整えた点です。適正容量は家庭ごとに異なるため、同じ19.9kWhがすべての住宅に合うわけではありません。

290Wパネル15枚で太陽光発電4.35kW

290Wパネル15枚で太陽光発電4.35kW_1
290Wパネル15枚で太陽光発電4.35kW_2

屋根に15枚載るとしても、発電に適した配置かどうかは別の話です。今回の太陽光モジュールはQセルズ Re.RISE-NBC MS290。メーカーが公称最大出力290Wとして案内する小型パネルで、15枚の合計は4.35kWになります。

枚数と計算の関係は次のとおりです。

表2:太陽光発電容量の内訳

パネル枚数公称容量の合計
Re.RISE-NBC MS290(290W)15枚4.35kW

容量は比較の出発点ですが、屋根の向き、勾配、周辺建物の影で実際の発電量は変わります。例えば午後に影が伸びる屋根なら、晴天時の最大出力だけを見ず、時間帯別の発電予測を確認する方が判断しやすいでしょう。屋根材と固定方法、点検用の空間は現地調査で施工担当者に確認してください。MS290の製品仕様はQセルズ公式ページで確認できます。

19.9kWhの蓄電池を、発電量と暮らし方から考える

19.9kWhの蓄電池を、発電量と暮らし方から考える

太陽光4.35kWに対して蓄電池19.9kWhは大きく見えるかもしれません。ただし、適正容量はパネルの出力だけでは決まらず、夜間の使用量、停電への備え、EVとの電気のやり取りをどう考えるかで変わります。

ESS-T5Z1は、ES-DYL蓄電池ユニット2台を使う公称容量19.9kWhの構成です。蓄電池にためた昼間の余剰電力を夕方以降へ回せますが、曇天や冬場には太陽光だけで満充電にならない日もあります。導入前は電力会社の時間帯別使用量と年間発電予測を比較し、容量を使い切れるかを確かめましょう。

主要機器の役割を簡潔にまとめます。

表3:トライブリッドシステムの主要機器

機器・型番役割
ES-T5太陽光・蓄電池・EVの電気を制御するパワーコンディショナ
ES-DYL・2台合計19.9kWhの蓄電池ユニット
ES-PL1EVと住宅をつなぐV2Hスタンド・ポッド
ES-B9E-BOX-AB40停電時の電源切り替えに使う機器

型番が同じでも、設置場所や分電盤との接続方法は住宅ごとに異なります。容量と製品条件はニチコン公式のトライブリッド蓄電システムで確認し、実際の配線・運転設定は現地で施工担当者とすり合わせるのが確実です。

V2Hを使う前に車と駐車位置を確認

V2Hを使う前に車と駐車位置を確認

V2H機器があれば、どのEVでも同じように家へ放電できると思われがちです。実際は車種ごとの対応、車側の充放電条件、コネクタの届く位置を確認する必要があります。今回はV2Hスタンド・ポッドのES-PL1を組み合わせ、通信ケーブルやポッド用の付属機器も構成に含めています。

たとえば駐車位置からポッドが遠ければ、毎日の接続が負担になります。車を買い替える予定がある場合は、候補車種を含めてニチコン公式の対応車種一覧を確認してください。対応車種であっても、利用できる充放電機能や設定は車両の仕様に左右されます。4.35kWになります。

停電時に使える回路と電力には上限がある

停電への備えは「容量が大きいから安心」とは決められません。どの回路に給電するか、同時に動かす家電が何Wか、蓄電池やEVにどれだけ電気が残っているかを合わせて考えます。

今回の構成には自動切換BOXを採用しています。これは停電時に住宅側の電源を切り替える機器です。ただし、住宅の全回路へどう接続したかや、停電時に200V家電をどこまで使えるかは、機器構成だけでは断定できません。冷蔵庫、照明、通信機器などを優先するのか、エアコンも使いたいのかを、分電盤の接続図を見ながら施工担当者と確認しましょう。

設備ごとの役割と、判断の分かれ目を対比しました。

表4:希望する使い方と確認する条件

希望する使い方確認する条件
昼間の購入電力を減らす屋根面ごとの日射・影と昼間の使用量
発電した電気を夜に使う余剰電力の見込みと夜間の使用量
EVを住宅の電源として使う車種の適合、EV残量、駐車位置
停電中も複数の家電を使う給電回路、出力上限、家電の同時使用量

迷ったときは、普段使う家電の消費電力を足し合わせてみてください。IH調理器と電子レンジとエアコンを一度に使う想定なら、蓄電容量だけでなくパワーコンディショナの出力上限も検討が必要です。

補助制度は契約前の条件確認から

東京都内で太陽光・蓄電池・V2Hを同時に考える場合、制度を一つにまとめて判断すると申請順序を誤るおそれがあります。対象機器、申請時期、契約や着工の条件は事業ごとに異なるためです。

2026年度の制度は、クール・ネット東京の家庭用蓄電池事業戸建住宅V2H事業を、それぞれ申請時点の公式情報で確認してください。江戸川区独自の制度については、区の公式サイトで対象設備と受付状況を個別に調べる必要があります。本事例の補助金額や受給の有無は扱いません。

初めて検討する方は、太陽光発電の基礎蓄電池の容量選びV2Hの仕組みを先に読むと、現地調査で質問したい点を整理しやすくなります。理器と電子レンジとエアコンを一度に使う想定なら、蓄電容量だけでなくパワーコンディショナの出力上限も検討が必要です。

よくある質問

Q1. 太陽光4.35kWで蓄電池19.9kWhを満充電にできますか?

毎日満充電になるとは限りません。天候、季節、屋根の向き、昼間の家庭内使用量によって、蓄電池へ回る余剰電力が変わります。年間発電予測と時間帯別の電気使用量を比較して判断します。

Q2. V2HはすべてのEVで利用できますか?

すべての車種に対応するわけではありません。車両ごとに充放電の対応状況や条件が違うため、購入予定の車種も含めてメーカーの対応車種一覧を確認してください。駐車位置とコネクタの取り回しも現地で確かめます。

Q3. 停電中は家中の家電を同時に使えますか?

無制限には使えません。給電する回路、蓄電池・EVの残量、パワーコンディショナの出力上限によって使い方が変わります。停電時に優先する家電を決め、接続図と機器仕様を施工担当者に確認してください。

Q4. 補助金はいつ確認すればよいですか?

契約や着工の前に確認してください。東京都と江戸川区では制度ごとに対象機器、受付期間、申請順序が異なる可能性があります。申請時点の公式要件を確認し、必要書類をそろえてから進めます。

江戸川区で太陽光・蓄電池・V2Hを検討している方へ

三つの設備を組み合わせるなら、屋根の発電条件に加え、電気の使い方と駐車場所まで一緒に見たいところです。ご家庭の条件を先に整理すると、容量だけに引っ張られずに構成を比べられます。

  • 屋根に載せられるパネル枚数と発電予測を知りたい
  • 19.9kWhが夜間の使用量に合うか検討したい
  • EVの対応車種とV2Hポッドの設置位置を確認したい
  • 停電時に使いたい家電と給電回路を整理したい
  • 契約前に対象となる補助制度を調べたい

建物図面、電気使用量のデータ、現在または購入予定のEV車種が分かると、相談が具体的になります。お問い合わせの際は、希望する使い方も添えてお知らせください。